コンパスメーカーの一覧

2014年12月8日リンク更新

昨今ではGPS機能付きのスマートフォン等便利な機器の登場でコンパスを用いるシーンは日常ではごく限られてきましたが、それでもアウトドア、特に登山、トレッキング、ハイキングなどでは地図と共に必須のアイテムの一つとなっています。

きちんと整備された遊歩道だけを歩くハイキングならば、特に方位磁石はいりませんが、登山道がわかりにくい箇所があったり、そもそもそのエリアが山の奥深くにあったり、町から遠かったりするような場合は、地図と共にコンパスも持参すべきです。

オリエンテーリングでも多用されますが、これはスポーツとして地図とコンパスを使って現在位置を割り出しつつ目的の場所を探す活動になるので、コンパスが必須となっていますが、これに限らず、野外で道迷いの可能性がある場合は持っておくと便利です。

コンパスはアメニティや文房具のおまけ的なグッズとしても多く出回っており、100円ショップでも入手できますが、アウトドア用、特に登山などに用いるものであれば信頼性・安定性の高いものが推奨されます。

性能面として具体的に影響が出てくる問題としては、磁針がなかなか止まらない、気泡が入ってしまう、オイルが抜ける、耐久性が低いなどがあります。主流となっているオイル式のもので、コンパス内部での気泡が大きくなりすぎると、磁針の動きを妨げることがあり、最悪、北をさす前に止まってしまいます。

コンパスとしては以下の性能が求められます。

  • 磁針の回転部の軸受部分がしっかりしている
  • オイル内に気泡が入りにくい
  • 移動時でも磁針が安定しやすい
  • 針のゆれが少ないこと
  • 目盛の精度がよい

コンパスには腕や指につけるタイプもありますが、ルートファインディングなどに使うものはベースプレートコンパスと呼ばれるタイプのもので、目盛り付きの透明プレートがコンパスと一体化したものです。

なお、地図の真北とコンパスの北との間には偏差が存在しますので、厳密に現在位置を割り出す必要のある活動をする場合は、この偏差を考慮する必要があります。関東近辺であれば凡そ西に7度のずれ、北海道であれば、北から西に凡そ9度ずれた部分が北となります。これが沖縄ならば約5度となります。

コンパスメーカーの二大メーカーとしては、いずれもオリエンテーリングのメッカでもある北欧のスウェーデン、フィンランドになりますが、シルバ、スントがよく知られています。

シルバ(SILVA)
スウェーデンにあるコンパスのトップメーカー。信頼性の高いコンパスとして知られ、同社の製品は軍や公的機関などでも採用されている。北欧ではオリエンテーリングが義務教育課程に組み込まれるなど日本での認識とは少々異なる。
スント(SUUNT)
フィンランドのコンパスメーカー。フィールドコンパスのほか、ダイビング用やトレーニング・エクササイズ用の心拍計なども製造販売。高度計、気圧計、コンパス、温度計が一体となったアウトドアスポーツ用のウォッチでも知られる。
東京磁石工業
コンパス、方位磁石の生産量は日本一となる方位磁石メーカー。スポルディングブランドへのOEM供給も行う。昭和28年創業。

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