4大プラスチックとは

2021年5月9日更新

4大プラスチック(5大プラスチック)とは、四大汎用樹脂あるいは分類の仕方によっては五大汎用樹脂とも言い、汎用プラスチックのうち、特に使用量や頻度が多い4種類のプラスチックを意味しています。その4種とはすなわち、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)となります。

5大プラスチックといった場合、5種類目にPET(ポリエチレンテレフタラート)、ABSをカウントする流儀と、ポリエチレンをさらに低密度ポリエチレン (LDPE) と高密度ポリエチレン (HDPE)に分けてカウントする流儀とがあり、意見の一致をみません。ただし、4大プラスチックであるPE、PP、PVC、PSについては、エンプラなどの高機能を持つものではない「汎用プラ」であること、「生産量が多いこと」という基準においてはほぼ揺るぎない区分けといえます。というのも、この4種のプラスチックの生産量は日本国内を見ても、プラスチック全量のおおよそ7割近くにもなります。

なかでもPEとPPについてはここ20年以上、トップ2から外れたことがありません。

PEの主要な用途はフィルムや包装材料で、低密度ポリエチレン (LDPE) であれば約5割近くが食品用、農業用、産業資材用のフィルムとして使われます。高密度ポリエチレン (HDPE)も約3割近くが包装材料やビニール袋で、ボトルや容器としての用途が約2割となります。

PPのほうは、フィルムではなく射出成形で形作られるプラ製品が多く、約5割がこれらの用途で、例えば、家電や自動車をはじめとする工業部品、飲料用コンテナ、雑貨、容器、衣装ケースなどです。フィルムとしても全体の約2割となります。

PVCは住宅建設や土木などに使われる用途が約5割となります。床材やパイプなどの需要が多い汎用樹脂です。

PSは包装用が5割近くの用途を占めています。他、電気・工事用や家電の筐体・部品としても使われます。発泡スチロールとしての用途も全体の2割近くあります。

世界でのプラスチックの使われ方を見ると、国内での用途と大きくは違わず、プラスチック全体の4割近くが何らかの包装材料として使われています。次いで、建設・土木、繊維が続きます。

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