AlN(窒化アルミニウム)コーティングの特徴と物性|硬度、色、熱膨張係数、融点、密度、比重

2013年5月2日更新

AlN(窒化アルミニウム)はセラミックスのひとつで、高い絶縁性や同種の物質の中では比較的高めの熱伝導率に特徴がある物質です。それぞれ熱伝導率が常温で170前後、熱膨張係数は4.3から4.8(常温から400℃程度まで。K1【x10-6】)、バンドギャップ約 6.3 eVとされます。なお、屈折率は1.9から2.2程度とされます。

セラミックス一般が持つ特性に加えて、上記のような特性を持つから耐熱部品、耐食部品、金属溶解用の容器、放熱基板、ヒートシンク部材、またパワーデバイスとしての用途も検討されることがあります。

なお、色はクリーム色、もしくは象牙色のものが一般的ですが、メーカーによって異なる色をもつものもあります。

AlN(窒化アルミニウム)の物性

AlN(窒化アルミニウム)のバルクとしての密度、比重、融点、熱膨張係数、熱伝導率、摩擦係数、ヤング率、曲げ強さ、引張り強さ、圧縮強さ、クリープ、硬度、衝撃強さなどの物性の参考値です。

AlN(窒化アルミニウム)の性質
組成、化学成分 AlN
比重、密度(g/cm3 3.32
融点(融点分解点)
2450
熱膨張係数
x10-6/℃
5.7(室温〜1000℃)
熱伝導率
cal/cm・s・℃
0.05
摩擦係数 0.15〜0.26(対クロム)
ヤング率
x104kgf/mm2
2.79
ポアソン比 0.21から0.29
曲げ強さ
kgf/mm2
70(室温〜800℃)、63(1000℃)、49(1200℃)
引張強さ
kgf/mm2
39(室温)
圧縮強さ
kgf/mm2
375
クリープ
ε(%)
0.8から1.3
18.7kgf/mm2荷重1200℃、48時間
硬度、硬さ
(Hv)
1400(室温)
衝撃強さ
kgf・cm/cm2
2〜4
臨界熱衝撃温度差(ΔTc
250
特徴 耐食性に優れる。

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