英語で支払方法の変更を依頼する

2013年3月22日更新
英語で支払方法の変更

海外取引での支払方法については日本と同様、通常見積もりの段階で文書で明確になりますので、そのときに変更を依頼したり、こちらの要望を伝えたりしてネゴしていくこともできます。英語ではPayment termもしくはTerms of paymentの項目に記載し、よく使う条件としては以下のような例が考えられます。

貿易で使う主な支払条件
支払条件の種類 内容
T/T in advance 先払いの電信送金 銀行振り込みです。売り手にとっては最も有利で、買い手にとっては最も不利な支払条件です。どれくらいの与信を付与してよいのか全くわからない相手との初回取引では、まずはこの条件での提示が無難ですが、こちらの企業の信用がないとなかなか飲んでもらうのが難しい条件です。
T/T Remittance within 30 Days after B/L date B/Lの日付から30日以内に銀行振り込み。いわゆる後払いです。船便でなく、エアーならばB/LをAWBに書き換えます。
L/C at sight L/Cは信用状による取引で、輸出者と輸入者のそれぞれの銀行を窓口として、輸入者が貨物の所有権であるB/L(船荷証券)と引き換えに銀行へ支払う仕組みです。手形に似ています。信用状による取引のうち、輸出者側から見た場合、即時換金が可能な信用状を使った取引がat sight(一覧払い)の条件です。ただしL/Cだからといって必ず売掛金が回収できるわけではないという点に注意が必要です。日本でも銀行によっては相手銀行への督促が必要となった場合、その督促費用が輸出者持ちになることがあります。
L/C at 60 days after B/L date L/Cのあとについている日付というのは、売り手(輸出者)側から見ると、受け取ったL/Cが一体いつ現金になるのかということを示しています。支払い側(買い手)から見ると、貨物を受け取ってから現金を銀行経由で支払うまでどれくらいの猶予があるかを示しています。

支払条件で折り合いがつかないものの、製品・サービスの売買については話がまとまっている場合、貿易保険を利用して取引する方法もあります。「相手が信用できるかどうか」ではなく相手から回収する手段があるかどうかという視点で与信管理を行っていく必要があります。

500万円の焦げ付き発生を抑えるのと、500万円の利益を新規開拓で獲得するのとでは後者のほうがはるかに多くの労力がかかります。このことを念頭に、物を売る際には、納品したら終わりではなく、売上金を「回収」する方法についてもきちんと考えておく必要があります。

先方から以前から継続している取引についてサイトの大幅な緩和などを求められることがありますが、こうした場合、相手の経営状態の悪化等がまず懸念されます。大口の取引の場合、事情をよく聞き、あらためて与信調査をやり直す、場合によっては一度の取引金額を減らす、回収の方法を再検討するなどの対処が必要です。

また、少額取引で電信送金(銀行振り込み)によるリスクが一方に偏ってしまうこと(先払か、後払いか)を回避する方法としては、Paypalやクレジットカード払いを使う方法があります。もっともこればかりは自社の経理部門や債権回収責任者の考えによるため、社内での確認が必要ですが。

Regarding the payment term you have requested as L/C at 60 days after B/L date, we would like to change this to L/C at sight. The price we have presented is based on the "at sight" condition. If we need to set usance for the payment period, we will have to change the price. We hope you understand our situation.
貴社から要望されているL/C(B/L日付から60日後払い)の条件ですが、L/C(一覧払い)でお願いしたく考えております。提示させていただいた価格は一覧払いでの条件で、これにユーザンス(支払猶予期間、手形で言うサイトのこと)をつける場合は、価格を変更させて頂かなければなりません。当社の状況をご理解いただきたくお願い申し上げます。

Thank you for your quoation.

All the prices you have presented are affordable to us.
However there is one point we need to ask you for.
We would like to ask you to change the trade terms to L/C 90 days after B/L date from L/C at sight.

御見積もりありがとうございます。

当社にとって良心的な価格となっています。
ただ一点お願いしたいことがあります。
支払条件ですが、「L/C at sight」から「B/L日付から90日後支払いのL/C」に変更いただけないでしょうか。

スポンサーリンク

>このページ「英語で支払方法の変更を依頼する」の先頭へ

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集