乾式でない限り、研削や切削には水かクーラントのいずれかが必要になります。石材やコンクリートなどのワークでは水も一般的に使われますが、金属系統の加工においては専用の研削液や切削液が使われます。加工中、ワークと工具が接する研削点においては、ときに温度は１０００℃を超えることもあります。ワークと工具双方にとって、高温は焼けをはじめとする加工不良の原因となり、目詰まりや目こぼれとも密接なかかわりがあります。加工条件を設定する際にはさまざまなパラメータを検討することになりますが、この研削油についてもどのようなものを使うべきかという種類の選択からはじまり、ワークへのかかり方、量についても見ていく必要があります。
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