アルミナのメーカーの一覧

2014年12月8日リンク更新

アルミナは酸化アルミニウム、Al2O3とも表記しますが、その工業利用の範囲は広く、驚くほど多くの産業で使われています。小さなものでは、例えば薄さがナノ単位の薄膜として、カメラやレンズの反射防止膜に組み込まれていたり、電子材料の充填材やプラスチックなどに添加される材料として、あるいは耐火物として、研磨材として、などの工業利用の範囲は多岐に渡ります。

セラミックスとして持っている優れた特性のほか、大量生産で重視されるコストパフォーマンスにも優れた材料といえるかもしれません。

アルミナの製造メーカーにはいくつか種類があり、一般に原料のパウダーそのものを製造しているところと、こうした原料をさらに二次加工して各用途に適合するアルミナを製造する場合とがあります。

こうした材料ものは、純度やどのような不純物がどのような割合で入っているか、粒径、結晶構造なども注目される部分です。原料全般に言えることですが、生産工場が変わっただけで、すべての品質検査を通っているにも関わらず、それを使って用いる製品に影響が出た、というのはよく聞く話です。

形状としては、溶融破砕した尖った形状のものと、主としてフィラーに用いるために球状にされているものとがあります。後者は特に球状アルミナと呼ばれ、原料アルミナを仕入れ、それを球状に加工して販売するという形態もあります。

なお、蒸着材料としてのAl2O3など原料からさらに加工をしたものについては、こちらのページにメーカーの一覧があります。

 
昭和電工
用途に応じて多彩なアルミナのラインナップがある。粒径から、球状、中空などの違いや充填用や焼結用などのグレードもある。独自の技術によりソーダ含有量、アルファ結晶の大きさ、形状、分布などを調整することが可能。
マイクロン(新日鉄マテリアルズ)
兵庫県姫路市にあるアルミナ(Al2O3)とシリカ(SiO2)のメーカー。球状アルミナ、球状シリカを製造販売する。溶射により作られる「球状」に特徴があり、各種グレードを製造する。
電気化学工業(デンカ)
創業1915年の化学メーカー。カーバイドを作る技術を応用し、肥料をはじめ化学品、セメント、合成樹脂、電子材料から医薬品まで幅広く手がけてきている。アルミナとしては、独自の高温溶融技術により開発した高球形度の球状アルミナを提供する。フィラーや充填材、砥粒、溶射材料などの用途に使われる。
日本軽金属
原料のボーキサイトを輸入し、アルミナ、水酸化アルミニウムなどを製造するメーカーであり、日本ではアルミニウムの製錬を行える唯一のメーカーでもある。このため、アルミナのラインナップも用途に応じて多彩なものがある。高純度アルミナ、遷移アルミナ、低ソーダアルミナ、微粒アルミナ、普通粒アルミナ、粗粒アルミナ、低収縮率アルミナ、充填用アルミナ、易焼結アルミナなど。
住友化学
住友グループの大手総合化学メーカー。99.99%以上の純度の高純度アルミナや低ソーダアルミナを供給する。
大明化学工業
長野県上伊那郡にある化学メーカー。高純度アルミナであるタイミクロンを製造開発。アンモニウムドーソナイト(NH4AlCO3(OH)2)の合成を基本として開発された高純度粉体であり、α-アルミナ、遷移アルミナ、アルミナをベースとした高純度複合酸化物などを提供する。
フジミインコーポレーテッド
砥粒に用いるためのアルミナとしては、ほとんどの砥石メーカーと取引があるかもしれません。広範なグレードを持ち、砥粒に求められる性質を熟知しているという特徴があります。

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