SWRH57Bの材質、成分などの特徴|硬鋼線材の材質、成分、比重、降伏点などの規格

2014年1月6日更新

SWRH57Bは60カーボンと呼ばれる鋼線の規格材料です。主に、硬鋼線であるSW-Bの材料としての利用の多い鋼材となります。通称名が示す通り、炭素量をおおよそ0.60%程度含有するグレードとなります。高炭素鋼であり、強度に優れた素材です。

SWRH57Bの成分、材質

SWRH57Bの成分、材質
硬鋼線の種類 C(炭素) Si(シリコン) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄)
SWRH57B 0.54から0.61 0.15から0.35 0.60から0.90 0.030以下 0.030以下

SWRH57Bの機械的性質

引張強さや伸びなどの強度のパラメータは、材料そのものとなるSWRHには規定されておらず、これらが加工されたあとの鋼線ごとに規定があります。

「JIS G 3521 硬鋼線」に規定のある材料記号

「JIS G 3506 硬鋼線材(2004年改訂)」に規定のある材料記号

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