SWRH52Bの材質、成分などの特徴|硬鋼線材の材質、成分、比重、降伏点などの規格

2014年1月6日更新

SWRH52Bは鋼線の素材のひとつで、硬鋼線によく使われる炭素鋼です。線材の形態で流通するため、他の鋼線の素材としても使用可能です。シリコンの含有比率は、JIS上の硬鋼線材21種類はどれも0.15から0.35%となります。末尾がAのものに比べ、マンガンの組成比が多めになっています。

SWRH52Bの成分、材質

SWRH52Bの成分、材質
硬鋼線の種類 C(炭素) Si(シリコン) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄)
SWRH52B 0.49から0.56 0.15から0.35 0.60から0.90 0.030以下 0.030以下

SWRH52Bの機械的性質

引張強さや伸びなどの強度のパラメータは、材料そのものとなるSWRHには規定されておらず、これらが加工されたあとの鋼線ごとに規定があります。

「JIS G 3521 硬鋼線」に規定のある材料記号

「JIS G 3506 硬鋼線材(2004年改訂)」に規定のある材料記号

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