SEFC540の比重、成分、板厚、メッキ厚、降伏点などの物性と機械的性質|電気亜鉛メッキ鋼板の特徴と規格

2013年11月18日更新

SEFC540の特徴

SEFC540は電気亜鉛メッキ鋼板の一つで、引張強さが最低540Mpa以上と定められたものです。亜鉛メッキ前の原板には、自動車用の冷延高張力鋼板であるSPFC540を用いており、用途も加工用として想定されています。伸びについても20から21以上となっており、汎用性の高い加工性を持ちます。

メッキされていないものがそのまま使われる場合はこの鋼板の出番はありませんが、溶融亜鉛メッキ鋼板によりも塗装密着性の高いものも多いため、塗装性にも優れた鋼板の一つです。

自動車用の原板を用いていますが、自動車用以外にも当然使うことができます。

なお、この鋼板についても原板についても、鋼材の成分値については規定されていません。

SEFC540の板厚とメッキ厚

標準として、「表示厚さ」=板そのもの厚みが定められており、「製品厚さ」=メッキも含んだ厚さは計算で割り出すことになります。

SEFC540の比重

7.85が鋼板の比重となります。

SEFC540の成分と材質

SEFC540も含め、成分の規定は電気亜鉛メッキ鋼板にはありませんが、材質はすべて鋼です。メッキ前の原板に成分規定がある場合はそれが成分の値となります。下表から原板の規格も参考にしてください。

SEFC540の機械的性質

SEFC540の引張強度、耐力、板厚ごとの伸び
電気亜鉛メッキ鋼板の種類 降伏点、耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び(%) 塗装焼付硬化量
N/mm2
試験片と方向
板厚
【表示厚さ(ミリ)】
0.40以上0.60未満 0.60以上1.0未満 1.0以上1.6未満 1.6以上2.3未満 2.3以上2.5未満 2.5以上
SEFC540 325以上 540以上 20以上 21以上 21以上(2.3ミリ以下まで適用) 5号圧延方向に直角

電気亜鉛メッキ鋼板の一覧|JIS G 3313 電気亜鉛めっき鋼板及び鋼帯に規定されている材料記号一覧

熱延鋼板が元になった電気亜鉛メッキ鋼板
電気亜鉛メッキ鋼板の種類 板厚の範囲 元になる鋼板の種類
(熱延鋼板)
想定される用途
SEHC 1.6ミリ以上4.5ミリ以下 SPHC 一般用
SEHD SPHD 絞り用
SEHE SPHE 深絞り用
SEFH490 SPFH490 加工用
SEFH540 SPFH540
SEFH590 SPFH590
SEFH540Y 2.0ミリ以上4.0ミリ以下 SPFH540Y 高加工用
SEFH590Y SPFH590Y
SE330 1.6ミリ以上4.5ミリ以下 SS330 高強度用
SE400 SS400
SE490 SS490
SE540 SS540
SEPH310 SAPH310 高強度用
SEPH370 SAPH370
SEPH400 SAPH400
SEPH440 SAPH440
冷延鋼板が元になった電気亜鉛メッキ鋼板
電気亜鉛メッキ鋼板の種類 板厚の範囲 元になる鋼板の種類
(冷延鋼板)
想定される用途
SECC 0.4ミリ以上3.2ミリ以下 SPCC 一般用
SECD SPCD 絞り用
SECE SPCE 深絞り用
SECF SPCF 非時効性深絞り用
SECG SPCG 非時効性超深絞り用
SEFC340 0.6ミリ以上2.3ミリ以下 SPFC340 絞り用
SEFC370 SPFC370
SEFC390 SPFC390 加工用
SEFC440 SPFC440
SEFC490 SPFC490
SEFC540 SPFC540
SEFC590 SPFC590
SEFC490Y SPFC490Y 低降伏比型
SEFC540Y SPFC540Y
SEFC590Y SPFC590Y
SEFC780Y 0.8ミリ以上2.0以下 SPFC780Y
SEFC980Y SPFC980Y
SEFC340H 0.6ミリ以上1.6ミリ以下 SPFC340H 焼付硬化型

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