低降伏比のメリット、降伏比とは

2013年1月2日更新

降伏比は、建築用の鋼材や自動車用鋼板などで検討されるパラメータの一つです。降伏点を引張強さで割った値をパーセントで示したもので、エネルギーの吸収能力に関わる指標です。以下の式で計算されます。

  • 降伏比(YR)=(降伏点/引張強さ)×100

英語表記では、Yield Ratioといい、略してYRと表記することもあります。

低降伏比の鋼板で、高張力のものは、降伏点を超える衝撃や力を受けても破壊や破断に至らず、それらのエネルギーを吸収する能力があることを示します。一般には、引張強さを上げ、降伏点を下げたタイプの低降伏比高張力鋼が知られています。単位は%(パーセント)。

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