FCD600-3Aの特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴

2013年7月23日更新

FCD600-3Aは球状黒鉛鋳鉄で、延性と引張強さを並存させた鋳鉄品のひとつです。末尾にAの記号は、計測のためのサンプルを本体と一緒に鋳込んだ場合を示しています。フェライトとパーライトが共存する金属組織を持ちます。

FCD600-3Aの機械的性質

FCD600-3Aの引張強さ、0.2%耐力、伸び、シャルピー吸収エネルギー、硬度
鋳鉄の種類 厚み(主要肉厚)
mm
引張強さ
N/mm2
0.2%耐力
N/mm2
伸び
シャルピー吸収エネルギー
シャルピー衝撃値
硬さ
硬度
HB
試験温度
3個の平均
J
個々の値
J
FCD600-3A 30を超え60以下 600以上 360以上 2以上 160から270
60を超え200以下 550以上 340以上 1以上 160から270

「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号

別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法

本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法

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