FCD600-3Aの特性、機械的性質、引張強さ、耐力、硬度など|球状黒鉛鋳鉄品(FCD材)の特徴
FCD600-3Aは球状黒鉛鋳鉄で、延性と引張強さを並存させた鋳鉄品のひとつです。末尾にAの記号は、計測のためのサンプルを本体と一緒に鋳込んだ場合を示しています。フェライトとパーライトが共存する金属組織を持ちます。
FCD600-3Aの機械的性質
鋳鉄の種類 | 厚み(主要肉厚) mm |
引張強さ N/mm2 |
0.2%耐力 N/mm2 |
伸び % |
シャルピー吸収エネルギー シャルピー衝撃値 |
硬さ 硬度 HB |
||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試験温度 ℃ |
3個の平均 J |
個々の値 J |
||||||
FCD600-3A | 30を超え60以下 | 600以上 | 360以上 | 2以上 | − | − | − | 160から270 |
60を超え200以下 | 550以上 | 340以上 | 1以上 | − | − | − | 160から270 |
「JIS G 5502: 2001 球状黒鉛鋳鉄品」に規定のある材料記号
別鋳込み供試材による場合:鋳鉄品とは別に、砂型を用いて1バッチごとに鋳造したものをサンプルとする方法
本体付き供試材による場合:鋳鉄品の本体の一部に鋳型をつけてサンプルとする方法
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