ダンボールの部位の名称を英語で言うと

2023年7月15日更新

ダンボール箱の面などの部位には固有の名称がついていますが、業界によって少し呼び名が違うこともあります。英語で表現する場合も同様で、国や業種によって使われる用語が微妙に異なる場合があり、はじめてやり取りする相手などの場合は、以下のように図や画像で示すのも誤解を防ぐ一つの方法です。

箱の設計依頼や注文をするときのみならず、箱にラベルを貼り付けてほしい場合や破損があった場合などの場所を指定する際にもこうした表現を知っていると便利です。あるいは取引先から、ラベル貼り付け面のほか、パレタイズする方向を変えてもらえないかというリクエストが来ることもあり、そうした際、組み合わせる面を説明する際にもこうした表現を使う機会があると思います。

箱の面の名称は長さと上下で決まる

ダンボールの部位の名称(日本語、英語)

一般的なダンボール箱の場合、6つの長方形の面が組み合わされた直方体の形状をしていますので、それぞれの面を指定する場合に誤解がないよう呼び名が必要です。

6面すべてに異なる名称はついていませんので、方向を決めないと指定できるのは4面だけになります。もし6面すべてに個別に名称を付ける場合、どこかの面をFront(正面)と指定して、そこから向かってLeft end panelやRight end panelといった形でどちらの面かを指定することはできます。図で示したほうがわかりやすいので、細かいやり取りをする場合は簡易的なイラストや図をつけて示すほうが無難です。

これは段ボールの箱寸法の方向によっても決まります。すなわち、幅面は「幅」といわれる箱の側面(そくめん)で短いほうと上下を結ぶ高さで囲われた面ということになります。なお、長さ面のことは側面(がわめん)と言いますが、同じ側面でも読み方が違いますので、注意が必要です。

ダンボール箱の面ごとの英語名称
部位 説明 英語
天面 箱の上の面 Top panel
底面 箱の底の面 Bottom panel
長さ面(側面) 箱の側面のうち、長いほうの面 Side panel
幅面(つま面) 箱の側面のうち、短いほうの面 End panel
内フラップ 箱を閉じる際、内側に入る短いフラップ Inner flap
外フラップ 箱を閉じる際、外側となる長いフラップ。閉じると中心であわさる構造。 Outer flap

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