SCS2の比重、材質、機械的強度、成分|SCS2の規格

2013年4月23日更新

SCS2もマルテンサイト系ステンレスの鋳鋼品で、SCS1より炭素含有量を多くすることで、より高い焼入れ硬化性を発揮させたタイプです。強度とともに耐摩耗性に優れ、製紙関係や水処理関係に使われる鋼材です。ASTMではCA40が類似する鋼です。

SCS2の比重

マルテンサイト系のため、7.75前後が標準的な比重となります。ただし、SCS1より炭素量が多めになるため、より厳密にはこの炭素量を加味する必要があります。

SCS2の成分

SCS2
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS2 0.16から0.24 1.50以下 1.00以下 0.040以下 0.040以下 - 11.50から14.00 - - -

SCS2の機械的性質、熱処理温度

SCS2の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS2 T 950以上油冷又は空冷 680から740で空冷又は徐冷 - 390以上 590以上 16以上 35以上 - 170から235

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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