SCS14の比重、材質、機械的強度、成分|SCS14の規格

2013年4月23日更新

SCS14はオーステナイト系ステンレス鋳鋼のうち、SCS12を基準に、ニッケルを増量し、モリブデンを添加することで耐食性を上げたSCS材です。

SUS316相当し、SUS304よりも海水や各種媒質に耐食性があることが知られる鋼種です。耐食性のなかでも、孔食に強い耐孔食を持つ材料であるため、バルブやポンプなどでも海水や酸に対する強度が必要な際に検討されることがあります。

SCS14の比重

7.98前後と推定されますが、細かい成分含有によって多少影響を受けます。

SCS14の成分

SCS1
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS14 0.08以下 2.00以下 2.00以下 0.040以下 0.040以下 10.00から14.00 17.00から20.00 2.00から3.00 - -

SCS14の機械的性質、熱処理温度

SCS14の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS14 S - - 1030から1150で急冷 185以上 440以上 28以上 - - 183以下

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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