byは記載の日付を含むのか含まないのか

2023年8月7日更新

期限を示す場合にbyを使用した場合、by tomorrow(明日まで)というようなケースでは、記載の日付を含むのか含まないのかというのは時に死活問題となります。結論から言えば、byの場合、その日付を「含む」表現として使われます。by tomorrowであれば明日までに、という意味ですが明日中までにということになります。

by August 2ndといった場合、8月2日までということになりますが、この記載日付8月2日を含みますので、8月2日中が締め切り、納期ということになります。厳密に言えば、8月2日23時59分59秒を過ぎることがなければよいということになります。

これが8月1日中ならよいと誤認されてしまうと1日前に倒れることになります。前に倒れる分には害が少ないこともあるかもしれませんが、ズレには違いありません。もっとも、byを使用する側がその日付を含まないと誤認して使った場合はほぼトラブルになります。

例えば、支払期日をby August 2ndという指定をした場合、8月2日が含まれないと解釈すれば8月1日に支払いが必要になりますが、含まれると理解した場合は8月2日となって1日ずれてしまいます。

誤解を避けたい場合、on or before August 2ndという言い方もできます。直訳すれば8月2日かそれより前に、という意味になりますので、8月2日も含むことが明確にできます。単にbefore August 2ndとした場合は、8月2日は含まれないことになります。

昨今は英語が母語ではない担当同士が企業間取引でのやり取りを行うことも多く、相手がその用語をどのように解釈しているかによって意味が全く違ってしまうことはよくあるかと思います。期日にかかわる英語表現については特に気を付けたいところです。

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