SGD2の規格|SGD2のサイズ、公差、機械的性質、降伏点、比重、成分
SGD2は、みがき棒鋼のひとつで、炭素鋼に分類されます。C量を0.10から0.15%に設定された軟鋼に相当する鋼材となります。通常、みがき棒鋼の場合は、SGD2-D8といった具合に、加工方法(Dは冷間引抜き)と公差等級(8はIT8)をつけて識別します。
SGD2の成分
鋼材の種類 | C | Mn | P | S |
---|---|---|---|---|
SGD2 | 0.10から0.15 | 0.30から0.60 | 0.045以下 | 0.045以下 |
SGD2の機械的性質|引張強さ、硬度
規格では、SGD2についての機械的性質は定められていません。
SGD2の比重
みがき棒鋼の鋼材の比重については7.85で計算されますが、こうした質量にかかわる数値については、材料となっている熱間圧延鋼の寸法や質量について定めた「JIS G 3191 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差」と「JIS G 3194 熱間圧延平鋼の形状,寸法,質量及びその許容差」に依拠します。
SGD2の公差
公差等級については、SGD2の記号の末尾に加工方法とともに記載される数字がそれに相当します。公差等級はみがき棒鋼の形状と加工方法によっても適用される範囲が異なります。詳細はみがき棒鋼の公差をご覧ください。
SGD2(みがき棒鋼)のサイズ、寸法
形状 | 径・対辺距離(mm) |
---|---|
丸 | 5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、22、23、24、25、26、28、30、32、35、36、38、40、42、45、48、50、55、60、65、70、75、80、85、90、95、100 |
六角 | 5.5、6、7、8、9、10、11、13、14、17、19、21、22、24、26、27、30、32、36、41、46、50、55、60、65、70、75、80 |
角 | 5、6、7、8、9、10、12、14、16、17、19、20、22、25、28、30、32、35、38、40、45、50、55、60、65、70、75、80 |
厚さ(ミリ) | 幅(ミリ) |
---|---|
3 | 9、12、16、19、22、25、32、38、50 |
4 | 9、12、16、19、22、25、32、38、50 |
4.5 | 9、12、16、19、22、25、32、38、50 |
5 | 9、12、16、19、22、25、32、38、50 |
6 | 9、12、16、19、22、25、32、38、50、65、75、100、125、150 |
9 | 12、16、19、22、25、32、38、50、65、75、100、125、150 |
12 | 19、22、25、32、38、50、65、75、100、125、150 |
16 | 22、25、32、38、50、65、75、100、125、150 |
19 | 25、32、38、50、65、75、100、125、150 |
22 | 32、38、50、65、75、100、125、150 |
25 | 32、38、50、65、75、100、125、150 |
「JIS G 3132 みがき棒鋼」に規定のある材料記号
「JIS G 3108 みがき棒鋼用一般鋼材」に規定のある材料記号
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