S50C(機械構造用炭素鋼)の機械的性質や成分の一覧

2010年8月14日更新

高炭素鋼で、炭素含有量の代表値が0.50%のものをいいます。炭素の含有量は、0.6%までは増えれば増えるほど硬度が増しますが、それ以上になると硬度はあまり変わらずに、脆さが目につくようになります。したがって、このあたりのバランスを考えた鋼材の選択が重要となります。硬度重視、耐摩耗性重視の場合に効果のある材料かもしれません。

S50Cの化学成分(代表値)
材料記号 C Si Mn P S
S50C 0.47〜0.53 0.15〜0.35 0.60〜0.90 0.030以下 0.035以下
S50Cの熱処理温度(焼ならし、焼なまし、焼入れ、焼戻し)
種類 変態温度
(℃)
熱処理温度
(℃)
Ac Ar 焼ならし 焼なまし 焼入れ 焼戻し
S50C 720〜770 740〜680 810〜860空冷 約800炉冷 810から860水冷 550〜650急冷
S50Cの機械的性質(降伏点、引張強さ、伸び、絞り、硬度)
種類 機械的性質
熱処理 降伏点
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
%
絞り
%
衝撃値
(シャルピー)
J/cm2
硬度
HBW
S50C 焼きならし 365以上 610以上 18以上 - - 179〜235
焼きなまし - - - - - 143〜187
焼入れ・焼戻し 540以上 740以上 15以上 40以上 69以上 212〜277

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