アクリルスタンドのHSコードは

2023年11月12日更新

アクリルスタンドとは、透明度の高いプラスチックであるアクリルで写真、キャラクター、人物などを立てられるようにした台座や、台座自体にそうしたキャラクターや写真が組み込まれたものを指します。略してアクスタとも呼ばれます。

アクリルスタンドが主な材質としてアクリルを使用しているのであれば、どのような製品かによってHSコードについては大きく3つの候補があります。

無地のアクリルスタンド、つまり台座だけで使う人によっていかようにも飾るものを変えることができるのであれば、3926項(その他のプラスチック製品及び第39.01項から第39.14項までの材料(プラスチックを除く。)から成る製品)の項にあてはまる可能性が高いです。

この中の以下2つが候補となりますが、3926.40は装飾品であるという点が肝となります。額縁等でもそこに意匠(デザイン)がついており、装飾品という判断になれば3926.40が適用されますが、アクリルスタンドが装飾品に該当するかどうかという点がポイントになります。ならなければ、3926.90(3926.90.029)の可能性が高いです。

台座としてのアクリルスタンド
HSコード 分類内容
3926.40 小像その他の装飾品
3926.90 その他のもの
 

アクリルスタンドにすでにキャラクターデザインが入っている場合、9503.00の人形やその他これに類する娯楽用模型に分類される可能性が高いです。

 

HSコードに2つ以上の候補がある場合、「最も特殊な限定をして記載をしている項が、これよりも一般的な記載をしている項に優先する」というルールが適用されるため、アクリルスタンドがフィギュアの一種であり、9503項の人形やその他これに類する娯楽用模型でもあるならば、3926項の「その他のプラスチック製品及び第39.01項から第39.14項までの材料(プラスチックを除く。)から成る製品」よりも特殊な限定をしていることになるためです。

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