締め代を英語でいうと

2023年8月7日更新

締め代を英語に訳す場合、interferenceという用語がよくあてられます。図面では略してINTRFと記載されることもあります。

締め代の英語表現
締め代を設定する configure the interference
締め代を大きく/小さくする increase / reduce the interference

締め代は、隙間の反対です。このためマイナス隙間と言われることもあります。例えば、軸(棒)を穴に入れるとします。その穴の直径よりも棒の直径が大きい場合で、棒の直径が穴の直径をオーバーしてしまう量のことを締め代と表現しています。軸の径と穴の径が同じならば、締め代は0ということになります。

この値が大きいと、軸と穴をはめあわせた後の固定力が強靭なものになり、容易に抜けなくなりますが(もちろん、程度によります。軸の径が穴に比べて大きすぎればそもそもはまりません)、抜けにくいということは逆に外しにくくなるという欠点はあります。用途によっては締め代を設けること自体ダメなこともあります。

金属材料の場合、加熱や冷却によって収縮と膨張が起こりますのでこの原理を使って、強固な締め代設定にしていながらも外しやすくするという工夫もあります。

締め代が足りない、あるいはそもそも軸の直径が穴の直径よりも小さいと、今度は軸が簡単に抜けてしまうということになりますので、重要な検討項目の一つといえます。

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