青銅の種類

2011年1月14日更新

青銅には銅と錫(すず)の合金で、この二種を主成分とする「すず青銅」、これに「りん」を添加した「りん青銅」、アルミニウムを含有したCu-Al-Fe-Ni-Mnを主成分とするアルミニウム青銅があります。実用化の歴史は黄銅とともに長い歴史を持つ材料ですが、価格が黄銅よりも高いことなどもあり、使用量は黄銅のほどはないとされます。

すず青銅
Sn(すず)を3%〜7%含む銅合金で、展延性に優れます。型打加工もでき、材質は硬い部類の銅です。伸銅品としてはJISに規格がありません。
りん青銅
すず青銅の成分に、P(リン)を添加しています。Snは3%〜9%の範囲で含有し、Pは0.03%〜5%含有しています。Pbを添加して被削性を高めた快削りん青銅もあります。弾性、耐疲労性、耐摩耗性、ばね特性に優れた材料で、ばねはもちろんのこと、歯車などにも使われます。すず青銅に比べ、機械関係の用途としてはよく使われる材料と言えます。りん青銅は一般大気雰囲気だけでなく、淡水、海水についてもすぐれた耐腐食性を発揮します。快削りん青銅などPbを添加していると、この耐食性については悪くなります。
アルミニウム青銅
銅とアルミをベースにした合金に、FeやMn、Niなどを添加した銅合金です。耐力にすぐれた銅合金として知られ、硬さや耐食性、耐海水性、耐疲労、耐熱、耐摩耗でも優れた特性を持ちます。特に耐海水性についてはステンレスと同等の性能を発揮することで知られますが、流れの速い場所では腐食が進行しやすくなります。船舶部品にも使われます。色は黄金色です。

JIS規格に規定のある青銅の材料記号

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