砥石の選び方:粒度(メッシュ)から選ぶ

2009年8月24日更新

実際には、形状などが決まったあと砥石の性能面に直結する「仕様」を決める際に検討する項目になります。

粒度は加工面粗さやチッピングに影響する要素です。ワークを削り取る「刃」の大きさを表し、細かいほどに面粗さはよくなり、切れ味は落ちていきます。加工物への「あたり」の強弱に大きくが差が出てきます。

分類は、メッシュサイズとミクロンサイズがあり、一般的には粗、中仕上げの研削にはメッシュサイズ、仕上げにはミクロンサイズ表記を用います。わりとアバウトに選ばれることもありますが、粒度を変えるだけで切れ味や持ちが大きく変わることがあります。

余談ですが、ダイヤモンドホイールの砥粒に使うダイヤモンドは、粒度が粗いほど価格は高くなる傾向があります(よく使われる粒度は流通量のこともあり、比較的価格も落ち着いているようです)。特に最も粗い粒度などはダイヤモンドの粒が大きく高価なものになります。これは他の一般砥石で、粒度が細かくなるほど価格が上がるのとはちょうど反対の関係にあります。

砥石の仕様の「粒度」の部分でもご説明していますが、下記の表が一般的な粒度のサイズとなります。平均粒径が例えば105ミクロン程度の粗取り用のダイヤモンドホイールを使ったとしても、この粒径すべてが加工物に切り込んでいくわけではありません。

ボンドの種類や硬さによっても、砥石の表面から砥粒が突き出す高さは変わってきます。電着などの突き出し高さの大きなボンドでは砥粒径の50%程度、他のボンドでは10%以下〜30%程度の突き出し高さといわれています。

ただ、実際の切り込み深さはこの突き出し高さのほか、ホイールの回転する速度、研削液の量、砥粒の多さをあらわす集中度や砥粒の種類、ワークの硬さなども関係してきます。

メッシュサイズ(JIS B 4130 ふるいによる分級)
粒度JIS表示 平均粒径(ミクロン)
16/20 1180
16/20 1180
20/30 840
30/40 590
40/50 420
50/60 300
60/80 250
80/100 177
100/120 149
120/140 125
140/170 105
170/200 88
200/230 74
230/270 62
270/325 53
325/400 44

上記の表示方法で、たとえば16/20とあるのは、#16のふるいを通過し、#20のふるいに残る大きさを表しています。この場合、砥石の粒度表示は「16」となります。325以降の粒度についてはミクロンサイズで表記しますが、こちらにはJIS等で統一した規格はありません。メーカーにより、水力、風力、遠心分級等の方法で選別します。

ミクロンサイズ
粒度表示 平均粒径(ミクロン)
#500 30〜36
#600 25〜35
#700 22〜30
#800 18〜25
#1000 14〜22
#1200 11〜20
#1500 9〜15
#2000 5〜10
#3000 4〜8
#4000 3〜6
#8000 2〜4
#14000 0〜2
#60000 0〜1/2
#100000 0〜1/4
#240000 0〜1/10

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