SLA235Aの成分、比重、材質、機械的性質、溶接性|JIS規格による低温圧力容器用炭素鋼鋼板

2014年8月19日更新

SLA235Aの特徴

SLA235AはJIS規格で低温圧力容器用炭素鋼鋼板として規定された6種類のうちのひとつです。6種の中ではもっとも最低使用温度が高く、-30℃までの使用となります。記号にある235は耐力の最低値を示していますが、この材料では炭素当量、溶接割れ感受性組成については規定されていませんので、シビアな溶接性が求められる場合には指標となる値がありません。

SLA235Aの成分、材質

SLA235Aの成分
鋼板の種類 C(炭素) Si(ケイ素) Mn(マンガン) P(リン) S(硫黄)
SLA235A 0.15以下 0.30以下 0.70から1.50 0.025以下 0.020以下

SLA235Aの比重

低温圧力容器用炭素鋼鋼板の質量については、熱間圧延鋼板の規格で規定されているものが適用されます。他の鋼板と同様、7.85(厚さ1mm、面積1m2の質量)が標準となりますが、比重は成分比によっても変わります。

SLA235Aの機械的性質|耐力、降伏点、引張強さ、伸び、曲げ性

SLA235Aの耐力、降伏点、引張強さ、伸び、曲げ性
鋼板の種類 降伏点、耐力(N/mm2 引張強さ(N/mm2 伸び 曲げ性
厚さ(mm) 試験片 曲げ角度 内側半径 試験片
SLA235A 厚さ40ミリ以下:235以上、厚さ40mmを超える:215以上 400から510 6以上16以下
16を超えるもの
40を超えるもの
1A号
1A号
4号
18以上
22以上
24以上
180° 厚さの1.0倍 1号、圧延方向に直角

SLA235Aのシャルピー吸収エネルギー|衝撃試験温度

SLA235Aのシャルピー吸収エネルギーの下限値
板厚 衝撃試験温度 シャルピー吸収エネルギーの下限値 試験片と試験片の採取方向
6ミリ以上8.5ミリ未満 8.5ミリ以上12ミリ以下 12ミリを超え20ミリ以下 20ミリを超えるもの
SLA235A -5℃ -5℃ -5℃ -10℃ 最高吸収エネルギー値(三個の試験片の脆性破面率がいずれも0%となる温度での吸収エネルギーの平均値。通常は常温)の2分の1 Vノッチ圧延方向

SLA235Aの溶接性|炭素当量、溶接割れ感受性組成

炭素当量、溶接割れ感受性組成はともにこのグレードには設定されていません。

「JIS G 3126 低温圧力容器用炭素鋼鋼板」に規定のある材料記号

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