モノ情の書き方|トヨタにおける物情とは物と情報の流れ図

2020年3月14日更新

モノ情(ものじょう)とは、トヨタで言われる「物と情報の流れ図」を略した表現で、実際に製品の配送を伴う「物流」のあるビジネスにおいての現状分析・現状把握を行うために使われるツールのひとつです。英語では、これに近いものとしてValue stream mapやValue stream mapping、略してVSM(価値の情報流れ図)があります。

簡単にいえば、モノ情は「物」の流れと、「情報」の流れを一つの図にまとめたものです。シンプルに、どこからどこへ物が動き、情報がどこからどこへ移動していくのか、を可視化したものです。

書き方といえば、物の動きを示す矢印と、情報の動きを示す矢印を分けて記載すること程度でだれでも時間をかけずに作ることができます。

情報の流れとは、例えば注文情報であったり、生産指示であったり、内示情報や配送情報といったものの流れです。物の流れは、実際の形ある「もの」がどこからどこへ動いているか、ということを示すものです。

モノ情の用途、使われ方

モノ情は、乱流状態になっている工程を整流化して、モノと情報の流れを改善するなどの使い方のほか、業務フロー図作成の前につくると全体像が見えやすいことから、関係者での現状認識をあわせたりする際にもよく使われます。

業務フロー図となると、おおまかなものを作るにしても、実施することの順番を並べて、関係者や工程ごとに時系列で記載していくため、作るほうも読み解くほうも時間がかかりますが、モノ情だけ、というのであれば作るほうも読むほうも全体像を手早く共有することができます。

モノ情の書き方の手順例

  • 1.どこからどこまでのモノ情を作りたいのか明確にする(どの部分を切り取ってモノ情にしたいのか。目的に応じて必要な範囲だけを作る)
  • 2.まず実際の物の動きを、出発点となる場所(工場、デポ等)から終着点の場所(客先等)までの線を引く
  • 3.情報の動きを、別の線種で書き加えていく

物情|物と情報の流れ図の例

下図のモノ情では、自社工場と、外部の物流デポの2か所で製品を在庫し、客先である工場からの注文に応じて、この2か所から製品を出荷している、というものとなります。実線の矢印が製品となる「もの」の動きであり、点線の矢印が「情報」の動き、この場合は注文情報ということになります。

物情、物と情報の流れ図の例

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