SS400(一般構造用圧延鋼材)の機械的性質や成分

2014年1月14日更新

SS400は、一般構造用の鉄鋼材であるSS材のうち、最も使用頻度の高い材料とされます。ほとんどの場合、キルド鋼から作られ、板厚が50mmを超えないのであれば溶接性についても特に問題のないレベルです。これ以上の厚みのある場合は、溶接構造用圧延鋼材(SM材)が用いられます。SS400は、引張強さが400〜510N/mm2のものを言います。材料記号の数字部分はSS材の場合、下限の引張強さを示しています。常温から中温域(350℃)まで安定しているため、この温度帯域でよく使用されます。

SS400の炭素量

SS400の炭素含有量については、JIS規格には規定がありませんが、おおむね0.2%前後のものが多く、低炭素鋼といえます。

SS400の硬度

また、SS400の硬度についても規格には記載がなく、かなりのばらつき(上限、下限の差が大きい)があるため、一概にはいえませんが、軟鋼に相当するため、実測で概ねビッカース硬度換算で120Hv〜140Hv前後ではないかとされます。

鋼材の硬さは含有される炭素量と深い関係がありますが、SS400の場合、炭素量に関する規格値が設定されておらず、成分についてもかなり緩い規格になっているため、

SS400の成分

SS400の化学成分
材料記号 C Mn P S
SS400 - - 0.050以下 0.050以下
必要に応じてこの表以外の合金元素を添加することもできます。

SS400の機械的性質、降伏点、耐力、引張強さ

SS400の機械的性質、降伏点、耐力、引張強さ、曲げ性
材料記号 降伏点または耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
鋼材の厚さ(mm) 引張試験片 伸び(%) 曲げ性
鋼材の厚さ(mm) 曲げ角度 内側半径 試験片
16以下 16を超え40以下 40を超え100以下 100を超えるもの
SS400 245以上 235以上 215以上 205以上 400〜510 鋼板、鋼帯、平鋼の厚さ5以下 5号 21以上 180° 厚さの1.5倍 1号
鋼板、鋼帯、平鋼の厚さ5を超え16以下 1A号 17以上
鋼板、鋼帯、平鋼の厚さ16を超え50以下 1A号 21以上
鋼板、鋼帯、平鋼の厚さ40を超えるもの 4号 23以上
棒鋼の径、辺又は対辺距離25以下 2号 20以上 180° 径、辺又は対辺距離の1.5倍 2号
棒鋼の径、辺又は対辺距離25を超えるもの 14A号 22以上

SS400の板厚

SS400は規格上、熱間圧延鋼板となるため、その標準寸法・サイズについてもJISでは熱延鋼板に共通の値が使われます。

SS400の板厚
板厚(標準の厚さ)【単位:ミリ】
1.2
1.4
1.6
1.8
2.0
2.3
2.5
2.6(非推奨)
2.8
2.9(非推奨)
3.2
3.6
4.0
4.5
5.0
5.6
6.0
6.3
7.0
8.0
9.0
10.0
11.0
12.0
12.7
13.0
14.0
15.0
16.0
17.0(非推奨)
18.0
19.0
20.0
22.0
25.0
25.4
28.0
30.0(非推奨)
32.0
36.0
38.0
40.0
45.0
50.0

SS400の幅

規格で標準として定められた鋼板の幅のバリエーションは、SS400についても熱間圧延鋼板に準じたものとなります。

SS400の標準幅(熱間圧延鋼板)
板の幅(単位:ミリ)
600
630
670
710
750
800
850
900
914
950
1000
1060
1100
1120
1180
1200
1219
1250
1300
1320
1400
1500
1524
1600
1700
1800
1829
1900
2000
2100
2134
2438
2500
2600
2800
3000
3048

SS400の長さ

長さについても熱間圧延鋼板となるため、以下の規定が適用されます。これは標準となる長さの例です。

SS400の標準長さ
板の長さ(単位:ミリ)
1829
2438
3048
6000
6096
7000
8000
9000
9144
10000
12000
12192

SS材の種類と材料記号

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