砂岩の特徴

2011年10月17日更新

名の示す通り、砂が固まってできた堆積岩の一種です。砂の大きさはまちまちで様々なものがありますが、硬さは中程度の硬さを持つ石材です。北アフリカ諸国や中東などでよく見られ、サンドストーンの名称で親しまれています。主な構成成分、鉱物は石英と長石ですが、吸水率が高めです。このため、風化や耐侯性などに面では花崗岩に劣りますが、独特の風合いを持つ外観を醸し出すことができます。硬さは凝灰岩よりは硬いですが、他の硬石よりは軟らかめになります。このため加工はしやすい石材です。一方で石材としての構造は緻密なため、イメージされるように加工中に崩れるということはあまりありません。ざらざらとして表面を活かし、砥石としても活用される岩石です。もともとは砂が固まったものであるため、採れる場所によって砂の大きさがある程度見極められるのであれば、天然砥石としては使い勝手の良いものになります。

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