鉱物の硬度について

2011年4月7日更新

鉱物の硬度は、ものを加工するうえでは重要な指標の一つですが、それは多くの鉱物が人造のものであれ、天然のものであれ、工具の材料に使われているからです。

加工対象の硬度と、工具の「刃」の硬度は、一般には後者のほうが優れている必要がありますが、研磨加工の場合は工具側が硬度で負けている場合でも対象を加工することができます。

とはいえ、硬度差があまりに大きかったり、硬度が圧倒的に大きい材料の場合はこの限りではありません。鉱物の硬さの比較によく使われるモース硬度では、ダイヤモンドを10としています。このことからも、ダイヤモンド砥石の持つ切れ味が他のどの砥石も寄せ付けないものであることは想像に難くないと思います。以下は、よく知られた鉱物の硬度の目安です。他の硬度へ変換すると、各硬度の段階によって差に大きく違いがある場合もあります。

主要な鉱物の硬度
鉱物 硬度 比重
ダイヤモンド 10 3.52
ルビー、サファイア 9 4.00
キャッツアイ 8.5 3.70
アレキサンドライト 8.5 3.70
トパーズ、スピネル 8 3.5
ジルコン、トルマリン 7.5 3.00
瑪瑙(メノウ)、水晶 7 2.65
花崗岩(御影石) 6から7 2.65
翡翠(ヒスイ)、オパール 6.5 2.2〜3.4
トルコ石 6 2.75
真珠、珊瑚 3.5から4 2.60

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