SCS36Nの比重、材質、機械的強度、成分|SCS36Nの規格

2013年4月23日更新

SCS36Nはステンレス鋳鋼品のうち、SCS36に窒素を添加したタイプです。ISOではGX2CrNiN1810として知られる材料となります。極低炭素鋼タイプの鋼種です。

SCS36Nの比重

7.8〜7.9前後。ただし炭素量の影響を受ける。

SCS36Nの成分

SCS36N
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS36N 0.03以下 1.50以下 1.50以下 0.040以下 0.030以下 9.00から12.00 17.00から19.00 - - N 0.10から0.20

SCS36Nの機械的性質、熱処理温度

SCS36Nの引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS36N - - - 1050以上で急冷 230以上 510以上 30以上 - 80以上 -

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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