SCS18の比重、材質、機械的強度、成分|SCS18の規格

2013年4月23日更新

SCS18はオーステナイト系ステンレス鋳鋼品のうち、SCS17よりもさらにクロム、ニッケルの含有量を増やして耐食性をアップさせたものです。高温耐食性に優れているため、化学機械部品等や、高温環境下で耐食性が求められる場面で使われます。ASTM規格のCK20が類似鋼種です。

SCS18の比重

オーステナイト系ステンレス鋳鋼のため7.98前後。

SCS18の成分

SCS18
ステンレス鋳鋼の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo Cu その他
SCS18 0.20以下 2.00以下 2.00以下 0.040以下 0.040以下 19.00から22.00 23.00から27.00 - - -

SCS18の機械的性質、熱処理温度

SCS18の引張強さ、耐力、硬度、絞り
鋳鋼の種類 熱処理条件 耐力
N/mm2
引張強さ
N/mm2
伸び
絞り
シャルピー吸収エネルギーJ 硬度
HB
記号 焼き入れ
焼き戻し
固溶化熱処理
SCS18 S - - 1070から1180で急冷 195以上 450以上 28以上 - - 183以下

SCS(ステンレス鋳鋼品)の材料記号の一覧

JIS規格に規程のあるSCSの一覧です。

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