紛争鉱物はOEMにも関係あるか

2014年2月9日更新

OEMを用いた供給体制を持つ場合、自社ブランドにて他国で製造を可能にするため、一見すると米国上場企業に関係なく思われるかもしれませんが、対象物品の製錬業者を特定することが調査目的でもあるため、仕様の決定などを発注者が行っていることが多いことを鑑みると、OEMも調査対象となります。米国の製造業でも、自国で生産をほとんど行わないファブレス型の企業もありますが、仕様決定を行っているのは発注元となるこうした企業ですので、同様に調査を行う義務が生じるものと考えられます。

紛争鉱物の調査対象は、形式上、すべてのサプライヤーとなります。調査依頼の発信元は、米国上場企業からとなりますが、結局のところ、その企業が米国証券取引委員会にどのような形の報告をするのか(あるいは報告が不要となるのか)を判断するための材料として、サプライヤーへ調査依頼を出しているわけですから、完成品としてのOEMだろうと部分品のOEMであろうと、本調査の対象企業となります。

自社が部品メーカー等で、その生産をすべてOEM先で行っている場合も、そのOEM企業に同様の調査依頼を出し、自社名義で依頼元の客先へ調査報告テンプレートを返送する必要があります。

スポンサーリンク

>このページ「紛争鉱物はOEMにも関係あるか」の先頭へ

このサイトについて

当サイトの記事はすべて工業製品のメーカーの実務経験者が執筆しています。

砥石メーカーの製品や技術を紹介するサイトとしてはじまりましたが、加工技術・工具・研削・研磨に関わる情報から派生し、ユーザーの問い合わせに応じて鉄鋼、非鉄、貴金属、セラミックス、プラスチック、ゴム、繊維、木材、石材等製造に使用する材料・ワークの基礎知識についても掲載するようになりました。その後、技術情報に限らず、製造業で各分野の職種・仕事を進めるうえで役立つノウハウも提供しています。

製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、経理、購買調達、資材、生産管理、在庫管理、物流など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

工業情報リンク集

工業分野のメーカーや商社を中心に、技術、規格、ものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業製品の生産に必要とされる加工技術や材料に関する知識、マーケティングから製品企画、開発、販売戦略、輸出入、物流、コスト低減、原価管理等、事業運営に必要な知識には共通項があります。

研磨、研削、砥石リンク集