TF550の成分、引張強さ、耐力、伸び、機械的性質、耐食性|チタン鍛造の特徴と規格

2014年4月10日更新

TF550は鍛造の純チタンとしては最も強度が優れる仕様となる材料で、引張強度550MPaから750MPaの強度範囲をもちます。また、降伏点も485MPa以上となり、引張強さの幅が大きいのが難点ではありますが、通常の低炭素鋼よりも素の状態では強い性質を持ちます。

JISではチタン4種となり、寸法範囲は8ミリ以上300ミリ以下の材料です。耐食性が求められる部材、特に耐海水性が必要とされるような箇所で力を発揮します。また耐食性が高い為、化学装置全般、石油精製装置、パルプ製紙工業装置やその部材全般に使われます。

TF550(チタン4種、鍛造)の成分、材質

TF550の成分、材質(単位:%)
種類 N C H Fe O Ti
TF550 0.05以下 0.08以下 0.013以下 0.50以下 0.40以下 残部

TF550(チタン4種、鍛造)の機械的性質|引張強さ、耐力、伸び、絞り

TF550(チタン4種、鍛造)の機械的性質|引張強さ、耐力、伸び、絞り
種類 引張強さ(MPa) 耐力(MPa) 伸び(%) 絞り(%)
TF550 550から750 485以上 15以上

JIS規格に定められている純チタン、チタン合金の種類

チタンの鍛造品

チタンの鋳物

チタンの展伸材

展伸材とは、スポンジチタン、チタンインゴットを経て、板材、条材、シームレスパイプ、管、棒材、線材などに加工された状態のチタン材料のことです。チタンの材料記号には下記のような法則があります。

TP 板、熱間圧延は末尾にH、冷間圧延は末尾にCがつきます。例:チタン1種の熱間圧延板はTP270H
TR
TTP、TAT、TATP 継目無管(シームレスパイプ、シームレス管)
TTH、TATH 熱交換器用チタン、熱交換器用チタン合金管
TB、TAB
TW、TAW

チタン合金別の特性

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