TC340Pdの成分、引張強さ、耐力、伸び、機械的性質、耐食性|チタン鋳物の特徴と規格

2014年4月7日更新

TC340Pdは鋳物チタン合金のグレードの一つで、成分にパラジウムが添加されています。耐食チタン合金の分類に入り、JISでは12種とも呼ばれます。名称の通り、耐食性に優れており、特に耐すきま腐食性が高い仕様になっています。用途としては化学装置、石油精製装置、パルプ製紙工業装置等が考えられます。

チタンの場合、水素量が脆性破壊につながるため、どのグレードでも共通して低く抑えられていますが、酸素や窒素、鉄といった成分については個々の合金ごとに異なる上限値が設けられています。

TC340Pdの成分、材質

TC340Pdの成分、材質(単位:%)
種類 H O N Fe C Pd Al V Ti その他の元素
個々 合計
TC340Pd(12種) 0.015以下 0.30以下 0.05以下 0.25以下 0.10以下 0.12から0.25 - - 残部 0.1以下 0.4以下

TC340Pd(12種)の機械的性質|引張強さ、耐力、降伏点、伸び、硬度

TC340Pd(12種)の機械的性質
種類 引張強さ(N/mm2 耐力(N/mm2 伸び(%) 硬さ(HBW10/3000またはHV30)
TC340Pd(12種) 340以上 215以上 15以上 110から210

JIS規格に定められている純チタン、チタン合金の種類

チタンの鋳物

チタンの展伸材

展伸材とは、スポンジチタン、チタンインゴットを経て、板材、条材、シームレスパイプ、管、棒材、線材などに加工された状態のチタン材料のことです。チタンの材料記号には下記のような法則があります。

TP 板、熱間圧延は末尾にH、冷間圧延は末尾にCがつきます。例:チタン1種の熱間圧延板はTP270H
TR
TTP、TAT、TATP 継目無管(シームレスパイプ、シームレス管)
TTH、TATH 熱交換器用チタン、熱交換器用チタン合金管
TB、TAB
TW、TAW

チタン合金別の特性

チタンの鍛造品

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