英語で最短納期を伝える

2013年5月22日更新
英語で最短納期を伝える

何かの製造に使う物品や設備は、顧客側での製造スケジュールにあわせて納入する必要があり、その先の客先要求によって納期の前倒し依頼があったり、最短納期の調整依頼があったりすることもよくあると思います。

納期回答の例でも書きましたが、出荷日ベースでの回答なのか、着荷日ベースでの回答なのかに留意しつつ、相手に最短納期を伝える必要があります。場合によっては、これこれこういう事情でこれ以上ははやくすることができない、といった理由を添えるのもよいでしょう。

万が一、納入先が客先へ説明する必要が出てきた場合に、こうした情報が多いほど説明しやすくなるからです。逆に最短納期を依頼する場合は、こちらの切羽詰った状況を伝え、「こういう理由があるのでなんとかなりませんか」という依頼の仕方のほうが効果があります。窓口となる担当も、関係者や関係部署に掛け合いやすくなるでしょう。

According to your request, I have been discussing the possibility with our production control and manufacturing dept to shorten the delivery term.

As a result, the best delivery that we can offer at the moment is May 15th by using air shipment.

ご用命のとおり、当社の生産管理と製造とも納期短縮の可能性について話してまいりました。

結論としましては、現時点での最短納期は、エアー便を用いた場合、5月15日となります。

Regarding PO#3000, our possible shipment date is June 10th at the earliest.

注文番号3000の納期ですが、最短で6月10日となります。

We have been trying to meet your original request but this is best delivery we can offer.

当初のご要望の納期に間に合うよう努力してまいりましたが、これが提示可能な最短納期です。

This is to inform you the best delivery schedule regarding PO#00001. We have negotiated with our supplier and they have promised us to shorten the delivery. This enables us to shorten the delivery terms by 2 days. As a result, if everything goes smooth, the best delivery schedule to your factory is end of this month.

注文番号#00001の最短納期についてお知らせします。仕入先とも交渉し、納期短縮の約束を取り付けました。これにより2日納期が短縮でき、うまくいけば結果として今月末には貴社工場へ納入することができます。

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