タイからのメールにあるkrabの意味

2021年5月26日更新

タイの方からの英文ビジネスメールの末尾にkrab、krubやkaといった単語が記載されていることがありますが、これらは一体何を意味しているのでしょうか。少なくとも英語ではなさそうです。例えば、以下のような使われ方です。

Well noted krab.

See you krab.

Best regards ka.

Nice talking to you krub.

Thank you ka.

Could you change online meeting schedule to next week krab?

これはタイ語のkrabやkrub(クラップ)、ka(カー)をそのまま英文として使用している事例で、これらの用語はいずれもタイ語では語尾にそのままつけると丁寧な表現になります。 krabあるいはkrubは男性が使う用語で、kaは女性が使う用語になります。

例えば、「ありがとう」をタイ語でいう場合、下記となります。

  • Khob khun krab(男性の場合)
  • Khob khun ka(女性の場合)

同様に、「こんにちは」であれば以下のようになります。

  • SAWADEE KRUB(男性の場合)
  • SAWADEE KA(女性の場合)

すべての文章や話し言葉についてもこの法則があるため、タイ語での会話の末尾は状況によってはほとんどクラップ(男性)かカー(女性)と聞こえることすらあります。

日本語では相当する単語がありませんが、「ですます」「〜でございます」のように末尾で丁寧な表現へ変えることができる点は似ており、「〜です」に相当するものと覚えておけばよいでしょう。

そもそも英語表現にも丁寧な物言いはありますので、最後にkrabなどを付けると丁寧語が二重にかかってしまっているようになりますが、タイの方はこの表現を使うのは半ば習慣のようになってしまっているところもあります。このため、それをそのまま踏襲しているタイ英語ではよくあるため、相手の習慣にあわせてThank you krabと使ってみるのもよいかもしれません。

なお、タイ語でKrabとKaはいずれもYes、つまり「はい」という応答にも使われる表現です。反対の「いいえ」はMaiといいます。

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