SPTTとは

2015年2月2日更新

SPTT活動とも言われ、トヨタグループで使われる用語の一つで、Supplier Parts Tracking Teamの頭文字をとった略語です。一言でいえば、トヨタから外注部品メーカーへチームを派遣して、量産部品の生産準備を支援する活動のことであり、あるいはその活動を行うチームのことを指す用語です。サプライヤーの部品をトラッキングする、という名称が示すとおりの活動です。

コストや質・量の各面で問題ない性能をもつ外注部品を調達するために、サプライヤー(部品メーカー)とトヨタグループ内のコミュニケーションを充実させるための活動でもあり、号試・号口に向けてタイムリーな調達を実現するための活動でもあります。品質管理や生産管理、調達、技術、等様々な部門のメンバーが協力して行い、量産立ち上げの前段階で、何度も入ることが多いのも特徴です。

自動車は多種多様な部品から成り立っており、それら一つ一つの部品を量産ベースで使えるようにするためには、様々なハードルをクリアする必要があります。品質の問題、価格の問題、納入の問題、生産計画の問題、加工技術の問題、設備の問題、原材料調達の問題等、こうした点をクリアするため、トヨタから外注サプライヤー(外注の自動車部品メーカー)にチームを派遣して開発・製造支援やフォローを行い、品質向上につとめ、納期やターゲットとする価格も達成するというものです。多くの場合、監査という形で専門のチームが自動車部品メーカーの工場へ来訪する形をとります。

特に、自動車部品メーカーは、自動車メーカーの海外進出に伴い、その近くに工場を建設して量産供給を行うことが多いものの、不慣れな土地での一からの量産立ち上げには難題も多く、こうした点を払拭したり、サプライヤーをチェックしたりといった活動が計画的な生産準備(生準)活動には不可欠となります。

自動車の開発は量産開始の2年前からはじまると言われていますが、これは部品を供給する自動車部品メーカーについてもこのスケジュールに合わせて量産までのスケジュールを立てる必要があるということを意味します。

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