生準は生産準備の略で、英語ではProduction preparationやmass-production preparationと呼ばれます。自動車部品業界で使われる場合、試作が終わり、量産納入までの調整準備プロセスを総合して、生準と呼ぶことがあります。
量産に入るまでにはクリアせねばならない壁が数多くあり、金型にしても、試作用の型ではなく、本型とも呼ばれる量産用の金型を使う必要や、試作工程ではなく、量産工程で製造したものを客先である自動車メーカーの評価にかけてもらう必要もあります。
自動車部品メーカーであれば、この生準での中心的な司令塔の役割を担う部署をもつことも少なくありません。たいていは、試作と量産の中間に位置する「初品」と呼ばれる製品を作る部署が手がけることが多いです。顧客である自動車メーカーへ滞りなく、予定通りに量産品を納入できるようにすることを目的にしているプロセスでもあります。
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