エヌ数(n数)、エヌましの意味とは

2021年9月5日更新

エヌ数とは、抽出するサンプル数のことで、n=10といった場合は、サンプル数10個対象にするという意味になります。n=3であればサンプル数3個ということになります。エヌ数を増やすことを、「エヌまし」(エヌ増し)ということがありますが、この意味は最初のサンプル数では傾向がわからなかったり、データの確からしさの決め手に欠けるような場合にさらにサンプル数を増やして分析や検査などを行う意図があります。

技術分野では検査する性質や特性によってどれくらいのエヌ数で見るか(調べるか)というのは会社や分野によって指標化されていることもあります。多すぎれば時間の無駄になりますし、少なすぎれば正確性に疑問符がつきます。

適切なエヌ数を選択することが肝要ですが、最小限のエヌ数で分析を行い、データの結果によってはエヌましを行って判断を行うという順序で、はじめからエヌ数を多くしすぎても支障があります。

なお、統計学の分野では大文字のNが全体の母集団を示し、その中から抽出するサンプルの数をn数と呼んで区別することがありますので、大文字と小文字では意味が違うことがある点に注意する必要があります。

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