N増しとは

2015年4月13日更新

製造した物品等の分析や試験、検査、評価等を行う際、サンプルや試行回数をNと表記する習わしがあり、N増しとはこのサンプル数を増やして行う検査のことを意味します。英語では直訳すれば、larger sample sizeとなります。sample size(サンプル数量)を増やす、ということがわかれば他の表現でも通じます。自動車業界に固有の用語ではありませんが、自動車部品の製造工程でもよく聞かれる表現の一つです。

「Nを増やす」とは検査対象・分析対象数を増やすということになりますので、より信頼性の度合いが高まる(統計的に)、ということになります。こうした試行回数やサンプル対象を増やして行う試験を「N増し試験」ともいいます。一度検査を行って結果が思わしくなかったり、より確かな裏づけをとったりするためにも使われます。

N増しは一種の現場用語でもあり、試行回数を増やすという意味合いだけでも使われることがあります。

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