ポリアミド系熱可塑性エラストマー(TPA、TPAE)の特徴|比重、耐熱温度、耐薬品性、用途

2013年3月3日更新

ポリアミド系のTPEは強靭なことで知られ、耐薬品性、耐摩耗性も優秀な熱可塑性エラストマーです。記号はTPA、以前はTPAEと表示されていました。基本的にはナイロン樹脂の特性を持っています。また消音特性に優れるという特徴もあります。ただし、欠点としてはゴム弾性が乏しいため、こうした用途には不向きな点と、価格が高価なため、使う場所を選ぶTPEといえます。

用途としては、消音性ギヤ、人工芝などがあります。

ポリアミド系熱可塑性エラストマーの物性、加工性、ハードセグメント、ソフトセグメント、用途などの情報

TPA(アミド系熱可塑性エラストマー)の物性
ゴムの種類 ポリアミド系
記号、略号 TPA(旧記号ではTPAE)
生ゴムの性質 比重 0.94から1.01
ムーニー粘度ML1+4(100℃) -
SP値(溶解度パラメータ) -
加硫ゴムの物理的性質 引張強さ(MPa) 49.0から78.5
伸び(%) 350から420
硬さ(JIS-A) 97から99
反発弾性(%) 55から60
圧縮永久歪み(%) -
体積固有抵抗(Ω・cm) 1014から1015
耐電圧(kV/mm)
誘電率(Hz)
低温脆化温度(℃) -30から-40
連続耐熱使用温度 90から105℃
燃焼性 可燃
耐候性
耐油性
耐熱水性 ×
耐溶剤性
加工性 射出成形 ○(射出成形温度:190から250℃)
押出成形 ○(金型温度:30から70℃、収縮0.6から1.2%)
主な用途 靴、チューブ、ホース、キャスター、ロール、ギヤ、パッキング
分子構造 ソフトセグメント PPG、PTMGもしくはポリエステル系、ポリエーテル系など
ハードセグメント PA(ナイロン樹脂)

熱可塑性エラストマー(TPE)の主な種類と材料記号

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