A3003とは|JIS規格材の特徴と物性

2010年12月4日 2024年2月24日更新

A3003とは、JIS規格におけるアルミ合金のうち、純アルミと同等の加工性と耐食性を持つタイプの材料です。純アルミであるA1100より強度が約1割ほど高くなります。3からはじまる材料記号をもつ3000系はMnを添加元素としています。

成形性、溶接性、耐食性に優れていると同時に若干の強度改善がなされています。A3003は3000系を代表する合金の一つで、用途としては、一般器物、建材、船舶用材、フィン材、各種容器等があります。不純物成分としてのFeやSiの含有量は1000系の純アルミよりも多くなっています。

A3003の成分

3000番台の番号が付いているアルミは主にマンガン(約1.2%)の添加されたアルミ合金で、非熱処理型の材料です。

A3003(アルミニウム)の成分
合金番号 Si Fe Cu Mn Mg Cr Zn Ga, V, Ni, B, Zr等 Ti その他 Al
個々 合計
A3003 0.6以下 0.7以下 0.05から0.20 1.0から1.5 - - 0.10以下 - - 0.05以下 0.15以下 残部

A3003の機械的性質(耐力、引張強さ、伸び、曲げ)

A3003の機械的性質
アルミ材料記号 調質 引張強さ(N/mm2 耐力(N/mm2 伸び率(板1.6mm厚) 伸び率(棒φ12.7mm) ブリネル硬さ(10/500) せん断強さ(N/mm2 疲れ強さ(N/mm2 縦弾性係数(×1000)(N/mm2
A3003 O 110 40 30 40 28 75 50 70
A3003 H12 135 125 10 20 35 85 55 70
A3003 H14 155 150 8 16 40 100 65 70
A3003 H16 185 175 5 14 47 105 70 70
A3003 H18 205 190 4 10 55 110 70 70

AA規格、ISO規格、EN規格、ASTMでの相当材、類似材料

A3003の他規格での相当材としては下表のものがあります。

A3003の相当材
規格名称 材料記号
AA
ASTM
EN
ISO

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