散布図|QC7つ道具

2012年11月18日更新

散布図は二つの対になっているデータの関係を見ていくための道具です。その二つのデータには相関があるのかないのか、視覚的に確認できます。要は、二つのデータは関連があるのか、ないのか、ということです。

相関があるとしたら、それは正の相関なのか、負の相関なのかもわかります。あるいは相関の度合い、強い相関、弱い相関なのかということも調べることが可能です。作り方も簡単で、Excelなどを用いてX軸とY軸にデータをプロットして図を作っていくだけです。

ただ、散布図を用いる場合の注意点としては、一見すると相関がないように見えても、層別すると、相関関係がはっきりしてくる場合があることです。層別もQC7つ道具の一つで、データをグループに分けて、そのグループの間で違いを見ていく手法ですが、こうすることで相関が出てくることがある点に留意する必要があります。

また、相関が見えたといっても、技術的に説明できる相関なのかについても気をつける必要があります。偽相関ではないかどうか吟味がいります。

こうした大量のデータをプロットしていくタイプの図を作っていると必ず、異常な点が出てきます。この異常点については、原因を調べてみて、明らかに他と異なる原因で説明が付くならば、そのデータは削除してもかまいません。むしろ、こうした異常点にとらわれていると、このツールの本来の目的である2つの対になったデータの相関を調べることに障害が出てきてしまいます。

なお、相関係数は、+1、−1に近いほど相関が強く、0に近づくほどに相関がないと判断します。

目的:

二つの対になったデータの相関、関係を調べる

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