associateの意味とその役職とは

2022年1月9日更新

海外企業や外資系企業の方とのやり取りでassociate(アソシエイト)という言葉が使われることがありますがこの意味するところと実際の役職が何なのか以下に見ていきます。単独で使われる場合と、何かの役職とつなげて使われる場合とでも意味が異なってくる難しい用語ですが、時に使う側にとっては不都合な内容をいろいろとオブラートに包んでしまうことができる便利な表現でもあります。

アソシエイトのオリジナルの意味

associate=アソシエイトはもともとは同僚や仲間、友人というようなニュアンスを持つ英語なのですが、ビジネスの中で別の意味を持つようになってきた言葉の一つで、業種や業界によっても意味が異なります。平社員あるいは他の社員など何かを基準に見た場合、一段下にあるポジションにいることを示す用語で、「下位者」を婉曲的に表現する用語です。

こうした意味ではうまい表現であり、使うほうも使われるほうも「地位やタイトルなし」ということを抵抗なく示すことができる役職表現といえます。

加えて、英語の場合であれば、はたらく仲間や同僚の意味も持つため、非役職者、つまり一般の従業員の仲間意識にも働きかけることができるニュアンスを持ちます。例えば組合員は皆associateという使い方です。

業界や業種、組織によって意味が異なる役職

ただし、この婉曲表現は使われるシーン、特に業界や業種でかなり異なってきます。例えば、製造業、メーカーで米国系の場合は、通常、アソシエイトは役職なしの一般社員、つまり平社員のことを指しています。

あるいは会社により、事務職やアシスタント職のことをassociateと呼称することもあります。この場合は、平社員でもアシスタントではない担当のことを「〇〇 specialist」や「Senior staff」と呼称することがあります。○○にはSalesやPuchasing、Export/Import、Production controlなどの職種名が入ります。

Junior staffは若手や部下、新人の意味合いもあり、これに代わってassociateという用語があてられることもあります。Juniorと直接名刺に書くよりはassociateのほうが何かふんわりとした婉曲表現のため、下位者であることが和らいで伝わるためです。

換言すれば、肩書というものは「上位者」であることやその役職、タイトルを表現するものであって「下位者」であることをあえて示すものではないということでもあります。ただ役職がわからないと困るのでつける必要がある場合には便利な表現ということになります。

Associateを他の用語と連結させる場合

一方、この用語が役職を示す用語と連結させて使われると、その役職より一段あるいはライン上から少し外れた低いポジションのことを示しています。例えば、課長であるManagerに対して、Associate managerはManagerの下のポジションですが、Assistant manager(課長補佐)のほうがAssociate managerより上となります。さらにいえば、Associate managerは代理職制である課長代理(Deputy Manager)や課長補佐、副課長ではありません。担当課長か、あるいはリーダー、係長といった意味合いで使われる組織もあります。

また単独で使われる場合と違い、特定の用語と組み合わせるとそれ自体が単独の意味を持つ場合があります(Associate laywerやAssociate Professor)。この場合はその職種固有の役職や地位を示すことになります。

さらに複雑なのは企業によって近いポジションを多段階で設けないと人事上の理由から問題や軋轢を生む可能性があることから、会社独自のランク付けにこのassociateという用語を当てる場合があります。こうなると、その会社の方に聞く以外に実際にどのようなポジションかを知るすべはありません。Deputy associate managerなどといった一体Managerとの間に上位者が何人いるのか推測が難しい役職も存在します。ただし、associateを付けざるを得ないということは、その正規の役職やその代理役職に何らかの理由で就くことができなかったということは言えます。

Associateを冠した役職例

下表にいくつかのパターンを例示していきます。

Associateの役職、意味の事例一覧
役職名称 意味、内容
Associate 1.事務職、一般職のこと。2.管理職以外をすべてこう呼ぶ場合もある 3.アシスタントや若手、新人で正担当ではない場合
Sales associate 一般の店員のことや、セールスアシスタントのことを呼ぶ場合もある。あるいは営業に入ったばかりのスタッフや若手のこと。
Puchasing associate 調達業務のうち、補助的な業務や入ったばかりのJuniorポジションにいる部員のこと。企画業務以外の事務作業を担当する社員を示す場合も。
Associate manager Managerの下位者であることを示すが、課長代理(Deputy manager)や課長補佐(Assistant manager)ほどの権限はない。
Associate engineer アシスタント・補助的なポジションにあるエンジニアや、見習いに近いポジションのエンジニアのこと。
Associate attorney 副代理人。本来の代理人のサブで就く代理人
Associate Professor 准教授。これ自体がれっきとした肩書を示す例。
Associate lawyer イソ弁のこと。雇われている弁護士で、弁護士事務所における経営側は、パートナー(Partners)。
 

associateの意味とその役職とはに関する記事一覧

スポンサーリンク

>このページ「associateの意味とその役職とは」の先頭へ

砥石からはじまり、工業技術や工具、材料等の情報を掲載しています。製造、生産技術、設備技術、金型技術、試作、実験、製品開発、設計、環境管理、安全、品質管理、営業、貿易、購買調達、資材、生産管理、物流、経理など製造業に関わりのあるさまざまな仕事や調べものの一助になれば幸いです。

このサイトについて

研削・研磨に関わる情報から、被削材となる鉄鋼やセラミックス、樹脂に至るまで主として製造業における各分野の職種で必要とされる情報を集め、提供しています。「専門的でわかりにくい」といわれる砥石や工業の世界。わかりやすく役に立つ情報掲載を心がけています。砥石選びや研削研磨でお困りのときに役立てていただければ幸いですが、工業系の分野で「こんな情報がほしい」などのリクエストがありましたら検討致しますのでご連絡ください。toishi.info@管理人

ダイヤモンド砥石のリンク集

研磨や研削だけでなく、製造業やものづくりに広く関わりのあるリンクを集めています。工業分野で必要とされる加工技術や材料に関する知識、事業運営に必要な知識には驚くほど共通項があります。研削・切削液、研削盤、砥石メーカー各社のサイトから工業分野や消費財ごとのメーカーをリンクしてまとめています。

研磨、研削、砥石リンク集