1旬、2旬、3旬を英語で言うと
1旬、2旬、3旬というのは、1か月を3つに区切る方法により分けたもので、ほとんどの場合、それぞれ上旬、中旬、下旬に対応しています。英語でもそれに準じた表現を使うことができますが、後述の通り、旬の場合は始まりと終わりの日が分かりにくくなるため、契約や取引実務等ではもう少し厳密に定義したほうが良いケースがあります。例えばもともと28日しかない2月や、31日ある月の扱いをどうするかという点も含めて決める必要があります。
日本語 | 英語 | 内容 |
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1旬 | first ten days | 月の最初の10日間。1日〜10日のことです。上旬。5月上旬ならearly Mayやbeginning of Mayという言い方ができますが、どこまでが上旬か分かりにくく、10日としてしまえば誤解は減ります。 |
2旬 | second ten days | 月のうちの次の10日間。つまり11日〜20日を示しています。 |
the middle ten days | 月のうち真ん中の10日間。上記と同様に11日〜20日になります。 | |
3旬 | last ten days | 月のうちの最後の10日間。つまり21日〜30日のことです。 |
last eleven days | 月のうちの最後の11日間。21日〜31日まである月に対しても使えます。 | |
21st to the last day of the month | 21日からその月の最後の日までの意。これであれば1か月が28日であっても、29日、あるいは30日、31日であっても使うことができます。 |
旬ごとに発注や注文が入ることを旬間手配(読み方:じゅんかんてはい)と呼ぶことがありますが、これは1旬の分がまとめて注文される形態を意味しています。
上旬、中旬、下旬というのは始まりと終わりがそれぞれ曖昧な使い方ができる便利な表現なのですが、日にちを指定しての取引等では逆に曖昧さが仇となって使いにくいことや誤解を生むことがあります。
そこで、こうした間隔を採用している場合ははじめから「10日ごとに」としたり、毎月の1から3旬がそれぞれ何日から何日までかを明示したものを取引先に事前配布するという形をとることがよく見られます。手間はかかりますが、旬の間隔を毎月変動させることも一つの方法です。
実務上、英語圏ではあまり旬の表現を使わない傾向があります。可能であるなら上述の通り日数が明確にわかる表現で伝えることをおすすめします。
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