マルマの意味|自動車での○マとは何か

2017年2月12日更新

「○マ」は、「マルマ」と読まれますが、自動車部品や自動車業界で使われる場合、これはトヨタ用語のひとつです。正確には、○の中に「マ」と文字が記入されている記号となります。同社やその取引先でよく使われる「マイナーチェンジ」「マイナー設変」を意味する社内用語ですが、同社の取引先の多くもトヨタ用語をそのまま使うため、慣用的に使われることもあります。

自動車側にて、マイナーチェンジと呼ばれる設計変更は、車種のモデルが完全に変わる前に行われますが、これは既存の自動車の主要な部分はほぼそのままで、自動車の部分的な改良をすることによって商品力を上げ、売り上げを伸ばすために行われます。見た目のデザインが変わったとか、内部の部品まわりが一部変更になったというケースが多いです。

マルマによって、当然、自動車部品側も変更しますが、部品の種類によっては大きな変更はなく、従来品と区別して納入することが一般的ですが、既存のラインにそのまま納入するため、大掛かりな変更はないのが通例です。

これに対して、マルモとよばれるフルモデルチェンジは、こうしたマイナーチェンジとは異なり、車両の一部または複数部分の全面的な変更を意味します。この変更が実施されるということは、モデルライフが終わることも意味しています。

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