号試車とは
号試とは、トヨタではいわゆる試作のことを意味するため、品質確認のために製造する試作車のことが号試車ということになります。ただし、自動車の「試作」は量産開始(ラインオフ)に至るまでをそのプロセスだと見れば、さまざまな段階があります。号試は1次号試と2次号試があり、量産開始の6ヶ月前頃に入るプロセスです。新しい自動車の量産はその24ヶ月前からはじまっており、号試の前にPCVと呼ばれる性能確認車の製造もあります(量産から1年前)。
したがって、号試車が製造されるということは、いよいよ量産に近づいてきている試作ということになります。この次のステップが量確(MPT)となり、これが量産の2ヶ月前です。その次の品確(QCS)が量産の1ヶ月前で、これが終わるとはれて量産開始となります。
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