トヨタにおける現号とは何か

2021年12月10日更新

現号(読み方:げんごう)とは、販売中の車型(モデル)のことを意味しています。製造分野で馴染みのある現合と紛らわしいですが、号に特別な意味を持たせるトヨタ固有の用語です。量産のことを号口(ごうぐち)と呼び、量産車のことも号口車と呼ぶことがあります。トヨタ界隈では一般名詞と言えるほどよく使われます。試作イベントのことを号試(号口試作)ともいいます。

トヨタの社史の中に登場する号口管理制度が語源とされます。元々の意味は「製品の一定数量を1口(1グループ)として各口に連番を付し、その号数で製品の生産進行を管理する制度」とされています。「当日最初に完成する製品10個のグループを第1号口と呼ぶとすれば、2番目以降のグループは第2号口、第3号口となり、各号口がどの工程にあるかということがわかる」ことを特徴とする管理方法でした。生産している一まとまり、つまり今でいう生産のロットに近いともいえます。この号口が転じて、まとめて作る、量産で作るというように変化してきたものと推測されます。

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