設変とは|ECIにおけるメジャー設変とマイナー設変

2014年2月12日更新

設計変更やその依頼である設計変更依頼書のことを意味します。設変書とは設計変更切り替え依頼書であり、ECI(Engineering Change Instructions)と略されることもあります。

設変にはメジャー設変とマイナー設変があり、メジャー設変のほうは、設計変更後の品物を変更前と区別する必要があるようなケースのことを言います。変更前と変更後では互換性がないため、品番をはじめとする番号も新たにつけられます。一方、マイナー設変のほうは、変更前と後とでその部品を区別する必要がない場合の変更で、互換性もある為、品番なども枝番(サフィックス)をつけることで対処されることが多いです。

なお、この設変に伴い、金型やジグなどの改造や修正が必要になったような場合、余分な費用が発生する為、設変補償を受けることもありますが、これは自動車メーカーとの取引内容や関係にもよります。設変によっては、段取りが全て一からやり直しになる為、見た目以上のコストがかかっていることも珍しくありません。

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