トヨタにおける1Aと1Wの違い

2021年4月5日更新

1Aや1Wというのはトヨタ用語のひとつで、号試あるいは号口試作を意味する用語です。これは新車を量産で作る場合に、量産ラインと同じ条件でまずは試作車を作る必要があり、それを一次号試と呼んでいます。こうした各節目ごとに車両をつくるフェーズを自動車業界ではイベントと呼んでいます。

1AのAはAssemblyを意味しており、つまり車両の組み立てのことです。したがって、一次号試の1Aというのは、新車をつくるうえで最初に行う量産組み立て試験に相当します。量産試験は複数回やることもあり、1.5Aや2Aといった具合に数字が進んでいきます。

1Wとは、この一次号試のなかでもボデー溶接組付けのことを意味しています。1WのWはWeldingのことで溶接を意味します。日程としては、1Wのほうが1Aよりも若干先になります。

1Aの次のイベント上のフェーズは量確となりますが、これも1Aにつながるのは量A(量確A)と呼び、1Wの次にくるものは量W(量確W)となります。1W→量W、1A→量A(量確)→品確→L/O(量産開始)という流れで新車の生産は立ち上がっていきます。

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