フレイターの意味とは

2024年5月13日更新

フレイター(英語:Freighter)とは航空機のうち、貨物専用機を意味しています。

航空輸送では旅客機のベリー(乗客が着席している床下、航空機のおなかの部分)に貨物も搭載され、世界各地を行き交っています。どこかの国へエアー便で送るといった場合、圧倒的に多いのがこの旅客機での輸送です。旅客機も想像以上に大きな貨物が入りますが、フレイターにしか搭載できないものもあります。ただしフレイターは旅客機ほど便がなく、就航している都市も、旅客機ほどはありません。

輸送を依頼する場合、一定のサイズや重量のもの、あるいは特定の危険物だと旅客機で運ぶことができないため、おのずとフレイターでの輸送のみに選択肢が絞られてきます。また、一部のクーリエは自前のフレイターを保有しており、それらで輸送もしています。

下記写真の通り、フレイターの場合、乗客の座席があるべき場所すべてにPDU(Power Drive Unit)が設置されており、ここに貨物のパレットを装着して、機内壁面のコントローラを動かして前後へ貨物を移動させていきます。定位置までパレットが移動されるとそこでロックによって動かないように固定されます。かなりの揺れがあったとしても、重量物が動いてしまうことがないように完全に固定されます。場合によってはロープ等で直接機体に固縛する方法も取られます。

フレイターの貨物搭載時の貨物室

旅客機でも大型の広胴機であれば、10フィートパレットと呼ばれるパレットサイズが搭載できるので、1パレットのグロス重量が6804キロ、ベースサイズが平面で243.8センチ×317.5センチまでは積めることになります。ただし、逆に言えばこれを超えるものは貨物機でないと運ぶのが困難です。また一度に輸送できる貨物量が違うので、繁忙期の場合、旅客機は搭載できるかどうかが良く分からないという問題もあります。

フレイターへの貨物搭載後の機内写真

貨物室に搭載すると機体の壁面との間は一人がギリギリ通れる程度になります。貨物機は旅客がいない分、貨物が少ないと採算がとれません。このため、安全上の問題をクリアしている前提で、積めるだけ積むということになります。

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