工具でいうシャンクの意味

2017年7月24日更新

シャンクとは、ダイヤモンド工具やダイヤモンドホイールの世界で使われる場合、「柄(え)」の部分を意味しています。業界での使われ方は広く、たとえばダイヤモンドホイールやドラムホイールの台金部分をシャンクと呼ぶこともあります。

ダイヤモンドを用いた工具の場合、削ったり磨いたりするいわゆる「刃」の役割を果たす砥粒の部分と、それらを取り付ける台座の相当する部分とに分かれています。この台座部分は、工具の種類によって「台金」と呼ばれたり、「シャンク」と呼ばれたりするわけです。

ダイヤモンドバイトやダイモンドドレッサのように、見た目から「柄」と「刃」に分かれているようなわかりやすい工具もあれば、円形で砥石部分が台金や台座に接着されているタイプの工具のいずれでも、シャンクという呼び方は使われることがあります。

また、柄の部位を区別するため「シャンク部」といった言い方で呼ぶこともあります。電着タイプのダイヤモンドやCBN工具であれば、シャンクがしっかり残っていれば、再電着することで刃に相当する部分を付け替えることもできますので、シャンクの形状がしっかりしており傷などつけないようにしておくことが肝要です。

工具の性能は「刃」の部分で見られてしまうことが多いですが、実はシャンクが切れ味やあたりにも大きく影響することは砥石や工具業界の関係者の間ではよく知られています。シャンク自体の精度がおかしいと、どんなによいダイヤモンド砥粒を使っていたとしても精密な加工は難しくなります。

シャンクの材質は、鉄鋼系(炭素鋼、合金鋼など)やアルミ合金等がよく使われます。いうまでもなく、シャンクの加工自体も精密加工となり、高い精度が要求される金属製品です。

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