軽自動車を英語で説明

2021年5月9日更新

軽自動車を英語で説明する際に困るのは、軽自動車という分類が日本独特のものであり、他国には類似サイズのものがあるとしても完全に合致するものがないため、正確な英訳自体が難しいという点です。近い分類では、Microcarとなりますが、これは排気量700cc以下のため、軽自動車より少し大きくなります。軽自動車に相当する英語として使われるのは他に、Kei car、City car, Japanese city car, Ultramini car, Japanese Microcar等となります。

相手が車に詳しい方であれば、海外の方でも軽自動車が日本独特のカテゴリーであることをご存じかと思いますが、車両規格のことまでは業界関係者やよほど関心のある方以外には通じにくい内容です。

軽自動車は現在の日本の車の中で公道(高速道路含め)での走行制限がないものとしてはもっとも小さいカテゴリーになり、排気量が660cc以下(総排気量はエンジンの大きさを表しています)で、大きさは長さが3.4メートル以下、幅1.48メートル以下、高さ2.0メートル以下、貨物積載量は350kg以下、乗車定員は4人以下のものが該当します。時代とともにこの車両規格は変遷を遂げており、軽自動車というカテゴリーが誕生したのは昭和24年(1949年)となりますが、以来、昭和25年、昭和26年、昭和30年、昭和51年、平成2年、平成10年と改訂が続けられ現在の規格になっています。

軽自動車が大きく変わったのは昭和30年(1955年)に排気量が一律360cc以下になってからで、当時スバル360が発売され、好調な売れ行きを示したことから、俄然、この最小の自動車カテゴリーに注目が集まりました。

当時はまだ現在ほどの大きさはありませんでしたが、環境意識の低さや排ガス規制などの未整備によりエンジンが2サイクルモデルを採用する車型もありました。理論上、2サイクルのほうがエンジンはパワーを出せることから小型の車では設計上有利に働くというメリットもありましたが、その後、燃費の悪さや排ガスの問題から廃れていき、現在の4サイクルエンジンが主流になっています。

昭和51年(1976年)には、排気量が550cc以下と大幅アップし、平成2年には現在の660cc以下の基準にまでサイズアップしています。それ以来、軽自動車の販売は伸び続け、現在日本国内の自動車保有数に対する比率はなんと約4割にもなります。車の4割近くは実は軽自動車である、というのはこのカテゴリーの社会的な影響度の高さが伺えます。

まとめると以下のような特徴を持つのが軽自動車であるため、英語での説明の際は、内容に応じて適宜盛り込んでいくとよいでしょう。

  • 最小回転半径が小さい、小回りがきく。普通車なら約5.5メートルだが、軽自動車なら約4.4メートル
  • エンジンはFFか4WDが基本。エンジンのタイプで多いのは4サイクル(吸入→圧縮→燃焼→排気の繰り返し)、水冷、直列3気筒、DOHC12バルブ
  • 日本の狭い道路でも運転しやすい
  • 最近のモデルは広さや速さも備えている(ただし普通車には及ばない)
  • 税金(自動車重量税、自動車取得税、軽自動車税)が安い
  • 燃費が良い
  • 総じて維持費が安い
Kei car is known as Japanese microcar or city car. This category is the smallest highway-legal passenger car in Japan.
軽自動車は、日本型のマイクロカーやシティカーとして知られています。日本では高速道路を走ることができる最小の車となります。

Compare to other car category such as standard-sized car, advantages of Kei car are as follows:

  • Fuel efficient, good fuel consumption
  • Tax and insurance benefits
  • Easy to drive even on narrow roads in Japan
  • Capable of turning in a small space, good at making sharp turns

他の車の分類、例えば普通車に比べると軽自動車のメリット・利点は以下になります。

  • 燃費が良い
  • 税金や保険での優遇
  • 日本での狭い道路でも運転しやすい
  • 最小回転が小さい、小回りが利く

On the contrary, the disadvantages of Kei car are;

  • Vehicle body strength is small, vulnerable toward car accident
  • Car cabin is small
  • Low max power(small PS)
  • Limited car body style (one-box or two-box design)

反対に軽自動車のデメリット・不利な点は以下となります。

  • 車体の強度が小さい、事故の時に弱い
  • 車内(自動車室内)が狭い
  • パワー(馬力)が小さい
  • ボディデザインのバリエーションが少ない
About 40% of the car in Japan is said to be Kei car.
日本における車の40%は軽自動車と言われています。
Maximum engine displacement of this Kei car is 660 cc.
軽自動車の最大排気量は660 ccです。

Maximum size for this Kei car is:

  • Length 3.4 m (11.2 ft)
  • Width 1.48 m (4.9 ft)
  • Height 2.0 m (6.6 ft)

軽自動車の最大のサイズは、以下となります。

  • 長さ 3.4メートル(11.2フィート)
  • 幅 1.48メートル(4.9フィート)
  • 高さ 2.0メートル(6.6フィート)

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